2018年2月14日に、AWS認定ソリューションアーキテクト(アソシエイト)の試験を新しくする旨の情報が公開されました。
新バージョン(Version 1.5)の英語版は既に受験可能となっており、現在のバージョンを受験できるのは2018年8月までのようです。
公表情報の要約
AWS認定ソリューションアーキテクト(アソシエイト)試験を更新し、Well-Architected Frameworkの柱を含む新しいサービスとアーキテクチャのベストプラクティスを追加しました。
試験について
新しいAWS認定ソリューションアーキテクト(アソシエイト)試験では、安全で堅牢なアプリケーションをAWSテクノロジで構築および展開する方法の知識が検証されます。受験者は、受験する前にAWSで、1年以上の実務経験があり、利用可能で、費用対効果の高い、フォールトトレラントでスケーラブルで分散したシステムを設計することをお勧めします。この試験には以下が含まれます:
- 復元力のあるアーキテクチャの設計
- 実行可能アーキテクチャの定義
- セキュアなアプリケーションとアーキテクチャの指定
- コスト最適化アーキテクチャの設計
- 運用上優れたアーキテクチャの定義
準備する方法
私たちは試験準備のためのリソースも更新しました。 Architectingに関する知識を広げるためには、以下のリソースをお勧めします。
AWSトレーニング
- Architecting on AWS(クラスルームトレーニング)
AWS資料
- 試験ガイドを更新
- サンプル試験問題を更新
- 模擬試験を更新
AWSホワイトペーパー他
- クラウドのアーキテクチャ:AWSベストプラクティスホワイトペーパー
- AWS Well-Architected Webページ
既に準備を開始している場合は、以前のバージョンの試験を2018年8月12日までに受けることもできます。
次のステップ
この新しい試験に興味がある場合は、AWS認定ソリューションアーキテクト(アソシエイト)のWebページで詳細を確認するか、または今すぐ試験に登録してください。
何が変わるのか?
試験概要比較
ブログの他に、AWS認定サイトの試験概要についても更新されています。
今回の改訂で、受験者にとって最も影響のある変更は、以下の2点でしょう。
- 問題数 55問 → 65問
- 試験時間 80分 → 130分
サービスが増えたため、問題数が増加されたようですが、問題増加数に合わせて試験時間も延長されていますが、それにしても時間の延長幅がかなり大きいように思えます。もしかすると1問あたりの長さが全体的に長くなるのかもしれません。
尚、受験料(150USD)は変更はありません。
試験範囲
試験範囲についても見直されています。ただし、公開されている試験範囲はサービス別になっていないため、受験者はあまり気にする必要は無いかと思います。
- 現試験範囲
- 新試験範囲
今後の試験対策
AWS資料
AWS認定については対策書籍が乏しいため、AWSが公開している資料による対策が中心になります。特に有効とされているのが以下です。
尚、Developers.IOに、試験ガイドに公開されているサンプル問題の日本語訳が紹介されていますので、参考にするとよいでしょう。
当サイトにおける対策
当サイトにおいても、ソリューションアーキテクト対策として、オンラインテキストや練習問題を順次拡大していきます。ぜひご利用ください。